風が強くて、猫が騒ぐ
風の強い、明るい満月の夜。真木晶が自宅のマンションのエレベーターに乗り込むと、突然目の前に奇妙な服装の見知らぬ男が現れる。「お会いできて光栄です、愛しい賢者様。あなたに、世界を救済してほしいのです」。一方的な言葉に戸惑う中、「あなたと友人になりたい」「あなたに世界の真実を見つけてほしい」と言い残し、男は姿を消す。状況を飲み込めずにいる晶をよそに、エレベーターの扉が開く。そこは見慣れた廊下ではなく、見知らぬ異世界だった…!
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